スキンケアで、スペシャルなお手入れにぜひ取り入れたいのがパックです。
パックと一口にいってもじつに多種多彩なタイプがあって、使い方や効果もさまざま。
よさそうなパックを購入したものの、いったいいつどのタイミングで使うのが一番効果的なのかがわかりません。
どうせならパックの効果を余すところなく、お肌に与えてあげたいもの。
しかし、使い方を間違えたばかりお肌に悪い影響をあたえてしまっては本末転倒です。
この記事では、スキンケアの順番で、いつパックを使えば効果的なのかを紹介します。
スキンケアの順番でパックはいつ使う? 基本のやり方
スキンケアの順番でパックを使うのは、化粧水のあとが一般的とされています。
もちろんメーカーや商品ごとにベストなタイミングが推奨されていますから、そのタイミングで使うのが基本です。
また朝や夜のどちらに使うのがいいのかも、商品によってそれぞれ。
まずは、ごく基本的なスキンケアの順番を確認しておきましょう。
基本の流れを頭に入れておくと、迷わず効果的なお手入れができますよ。
クレンジングや洗顔でお肌の汚れを落とす
スキンケアの基本となる最初のケアは、お肌の汚れを落とすことです。
朝と夜では洗顔の目的が異なります。
- 朝:洗顔料で洗う
- 夜:クレンジングでメイクを落とし、その後洗顔料で洗う
いくらその後のスキンケアに、いい化粧水やパックを使っても、汚れたままのお肌では成分がうまく浸透せず効果も半減してしまいます。
化粧水やローションでお肌にうるおいをあたえる
お肌の汚れを落としたら、次は化粧水やローションでお肌にうるおいをあたえます。
ここまでは基本的にどのメーカーの商品も同じ流れになりますが、まれに化粧水をつける前にパックを推奨する商品もあります。商品の説明をよく確認してみましょう。
化粧水やローションでお肌にうるおいをあたえてあげると、それだけでお肌がしっとりしますよ。
パックと美容液の順番はどっちが先?
化粧水やローションでお肌を整えたあとには、パックや美容液のスペシャルケアを取り入れるといいでしょう。
気になるパックと美容液の順番は、一般的に美容液を先につけてからパックをすると効果的といわれています。
乳液でふたをして肌の水分や油分をおぎない保つ
美容液やパックが終わったら、うるおいを逃さないように乳液で肌の水分や油分をおぎない保ちます。
乳液でふたをしてあげないと、お肌の水分や油分はどんどん失われてしまうからです。
そのために乳液は重要な役割をはたすのです。
これでスキンケアの基本的な順番は終わりになります。
化粧水の後にパックをして、さらに乳液でふたをすることが、スキンケアの基本的な順番です。
スキンケアの順番|パックは朝と夜どっちがおすすめ?
スキンケアの基本的な順番で、パックは化粧水のあとで乳液の前におこなうことがおわかりいただけたと思います。
それではパックは、朝と夜のどっちに使うのがいいのでしょうか。
朝と夜のスキンケアはそれぞれ目的が違いますので、目的に合わせたパックが効果的です。
朝におすすめのパック
朝は、これからメイクをして1日過ごすためのパックです。
保湿を重視したパックを選びましょう。
その中でもお悩みに応じたパックを選ぶのがおすすめ。
- ニキビのお悩み:抗炎症成分入り
- シミのお悩み:アルブチン入り
- 乾燥をふせぐ:ヒアルロン酸やアミノ酸、コラーゲンなど
- シワやたるみのお悩み:コラーゲン、エラスチンなど
- 美白をめざしたい:ビタミンC誘導体、ハイドロキノン、トラネキサム酸、プラセンタなど
忙しい朝には、出かける準備をしながら手軽に使える、シートマスクタイプのパックが便利です。
夜におすすめのパック
夜は、1日のお肌の疲れを癒してあげるパックです。ゆったりと時間が取れる夜には、スペシャルなケアもできますよね。
ゆっくりと時間がある時には、塗って洗い流すパックや乾いたらはがすタイプのパックをとり入れてみましょう。
優雅なひとときを過ごせますよ。
また夜そのまま寝られるパックなら、寝ている間にじっくりとケアができます。
お肌ケアにおすすめなパックの種類
パックには、じつにさまざまな種類があります。
それぞれ効果やメリットがありますので、お肌の悩みや使うシーンにあったパックを選びましょう。
- 洗い流すタイプ
- はがすタイプ
- シートマスクタイプ
- スリーピングパック
- オイルパック
それぞれ説明していきます。
洗い流すタイプのパック
顔に塗って一定の時間をおいてから、パックを洗い流すものです。
ぬるま湯で洗い流すため、はがすタイプのパックよりもお肌にやさしいです。
洗い流すタイプのパックにはさまざまな種類があります。
- クレイパック(泥パック)
- クリームパック
- ジェルパック
- 泡パック
- 炭酸パック
パックを洗い流すので、肌の余分な角質や汚れを落としやすい点がメリットです。
はがすタイプのパック(ピールオフ)
はがすタイプのパックは、ペースト状になったパックを顔に塗り、乾くのを待って乾いたらはがします。
肌にぴったりと密着し、はがすことによって古い角質や毛穴につまった汚れまで落とせる点がメリットです。
全体がしっかりと乾かないと上手にはがせないので、一定の時間をおく必要があります。そのため忙しいときには向かない点がデメリットでしょう。
じっくりと時間がとれる、週に一度程度のパックがおすすめです。
シートマスクタイプのパック
目と鼻と口の部分に穴があいているシートマスクタイプのパックです。手軽に使える点が魅力ですね。
化粧水のあとに肌に乗せるだけで手軽にケアできる点がおすすめポイント。
シートに含まれている液体は、化粧水のものもあれば美容液のものもあります。
化粧水が含まれているシートマスクは、洗顔後すぐに顔にのせましょう。美容液が含まれているマスクは化粧水のあと顔にのせます。
価格もお手頃価格のものから、ブランド化粧品の高級美容液がたっぷりと染み込んでいる、スペシャルケアにおすすめの高級シートマスクまで多種多様なパックがあります。
特別な日の前には、思いっきり奮発して高級なシートマスクを使うのもいいでしょう。まるでエステに行ったかのような効果が期待できるはずです。
塗ってそのまま寝られるスリーピングパック
スリーピングパックとは、洗い流したりピールオフする必要のない、塗ったまま寝られるパックのこと。
寝ている時間もじっくりと成分が浸透しスキンケアができるので、忙しい人にはおすすめです。
オイルでパックするオイルパック
オイルパックとは、ホホバオイルやアルガンオイル、オリーブオイルなどをたっぷりと顔に塗り、時間をおいてパックをする方法です。
オイルの力で乾燥をふせぎつつ、毛穴の汚れや角栓を落としやすくします。
こすって皮脂や汚れを落とすのではないため、肌へもやさしいパック方法です。
関連記事:【保存版】オイル美容のメリット・デメリットを徹底解説します!
パックのより効果的なやり方
せっかくスキンケアにパックを取り入れるなら、より効果的な方法で最大限の効果を得ましょう。
かんたんにできる方法を紹介します。
シートマスクタイプならラップで覆う
シートマスクタイプのパックを使う場合には、シートの上からラップをしてあげると効果的。
シートの水分を閉じ込めて、成分を余すことなくお肌へ届けられるからです。
その場合、必ず鼻の穴から上と、鼻から下と2枚わけてラップをします。
呼吸ができなくなるので、鼻は必ず出しておいてくださいね。
お風呂上がりのドライヤー中にパックをして乾燥をふせぐ
お風呂上がりにドライヤーをする際、パックをするのはおすすめ。
お風呂できれいになった肌へパックの成分が浸透しやすくなるからです。またドライヤーの風が顔にあたると乾燥を進めてしまいますが、パックをしておくことでドライヤーの風からお肌を守れます。
さらに、ドライヤーの時間も有効に使えるので、忙しい毎日の時短にもなるでしょう。
お風呂上がりのパックは一石三鳥ともいえますね。
パックの注意点
パックはスペシャルケアに最適ですが、使う際には注意したい点もあります。
寝る前のパックはそのまま寝て大丈夫?
お風呂に入ったあと、お休み前のひとときにパックをする人は多いと思います。
基本的には、眠る際にパックを外したり落としたりしましょう。
ただしスリーピングパックとうたっているパックに関しては、寝ている間に浸透することを考えてつくられているものなので、そのまま眠って大丈夫です。
長くおきすぎない
パックをする際には、商品に記載されている規定の時間を守りましょう。
なるべく長くおいたほうが効果も高そうに思えますが、よけいに乾燥を進めてしまう場合もあります。
とくにシートマスクはいったん肌に入った水分を、乾いたシートがまた吸い取ってしまうことも考えられるのです。
パックに記載されている時間以上おくことはやめましょう。
スキンケアの順番を覚えて|お悩みに合わせたパックをより効果的に
スキンケアの順番を覚えて、お悩みがあるときや時間に余裕があるときには、ぜひパックを取り入れてみましょう。
基本の順番は、次のとおりです。
ただし、パックによっては洗顔後すぐおこなうものもあります。商品の使用方法にしたがって使ってみましょう。
続けることによって、きっと理想のお肌が手に入りますよ。