脂性肌のスキンケアについてこのようなお悩みはありませんか?
- 「そもそも化粧水の役割とは?」
- 「脂性肌は化粧水だけで大丈夫?」
- 「脂性肌におすすめの化粧水を知りたい」
お風呂上がりの定番のスキンケアとして知られている「化粧水」。
化粧水にはどのような効果があってどのようなタイミングで付けるのが理想的なのかを知らないという方も多いのではないでしょうか。
しかし、化粧水にはお風呂上がりに必要なスキンケアの一部の役割しか担っていません。
化粧水だけのスキンケアでは十分にスキンケアができていないということも実は多いのです。
そこで、本記事では脂性肌のスキンケアについて化粧水だけで十分なのか、おすすめの化粧水をご紹介していきます。
そもそも化粧水の役割とは?
化粧水は、お風呂上がりや洗顔後の乾燥しやすいタイミングで使用することで、肌内部に水分を加えてうるおいのある肌を保つ役割のあるスキンケアアイテムです。
化粧水は肌内部に水分を浸透させるために、7、8割ほどの割合で精製水が配合されており、それ以外はアルコールや美容成分などが配合されています。
そもそも肌表面にある角質層の構造は、「セラミド」と呼ばれる油分と水分が何層にも重なり合って構成されています。
油分が少なくなりセラミドのはたらきが弱まってしまうと肌内部の水分量が減ってしまいます。
さらには、肌内部の水分が少なくなってしまうことで乾燥の原因・肌のバリア機能低下につながってしまうのです。
このように、肌内部のはたらきを正常にするためにも化粧水で肌内部の水分量を多くする必要があります。
脂性肌は化粧水だけのスキンケアで大丈夫?
脂性肌でも化粧水だけのスキンケアはNGです。
化粧水で肌内部にうるおいを与えたとしても、肌からの蒸発を防がなければ化粧水の効果を得ることができません。
また、化粧水のみ使用しても乾燥の原因になり、それを補うために皮脂の分泌を過剰に発生させ、べたつきやテカリなど皮脂の油分が原因となる肌トラブルにつながります。
お風呂上り・洗顔後がもっとも乾燥する!?
(参考:肌を治すチカラMUHI)
お風呂上がりや洗顔後の肌は非常に水分が蒸発しやすい時間となっています。
5分後にはかなりの水分が肌から蒸発してしまうため、いくら化粧水で保湿したとしてもそれ以上の水分量が蒸発してしまいます。
そのため、化粧水だけを使用しても高い効果を得ることができません。
化粧水を馴染ませた後に乳液で肌にフタをしてあげることで、もともとの肌水分と化粧水の両方のうるおいを肌に閉じ込めることができます。
つまり、脂性肌であっても化粧水だけのスキンケアではなく、水分の蒸発を防ぐ役割のある乳液と一緒に使うことでより効果的なスキンケアができるのです。
脂性肌にオススメの化粧水
脂性肌の方にオススメの化粧水は下記の2つです。
- 収れん化粧水
- 拭き取り化粧水
一般的に「化粧水」と呼ばれているのは「柔軟化粧水」ですが、実はそれ以外にもいくつかの化粧水の種類があるのです。
それぞれの化粧水の種類について詳しくご紹介していきます。
1.収れん化粧水
収れん化粧水とは、毛穴を引き締めて皮脂の分泌を抑える効果のある化粧水です。
肌のテカリやベタつきが気になりがちな脂性肌の方には、ぴったりの成分が配合されている化粧水となっており、収れん化粧水を使うことでニキビ予防にもなります。
一般的な柔軟化粧水に比べてアルコールがやや多めに含まれていることもあり、皮脂分泌の多い額や鼻を中心的に使用しましょう。
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2.拭き取り化粧水
拭き取り化粧水とは、肌表面の汚れや皮脂を拭き取るはたらきのある化粧水です。
みずみずしい化粧水とは異なり、コットンなどに含ませて拭き取るため、肌内部にまで水分を浸透させることはできません。
しかし、ベタつきやテカリが気になるなどを拭き取ることで余分な皮脂を落とすことができます。
ただし、強く拭き取ったり必要以上に長い時間拭いてしまうと肌トラブルになってしまうこともありますので、さっと拭き取ることを意識しましょう。
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まとめ
本記事では、脂性肌のスキンケアについて化粧水だけで十分なのか、おすすめの化粧水をご紹介していきました。
お伝えした通り、化粧水は肌内部に水分を与えることでうるおい効果のある役割のスキンケアアイテムです。
肌内部の水分が蒸発してしまうことを防ぐ効果はありません。
肌内部に与えた水分が蒸発しないように乳液を合わせて使用することで高い効果を発揮するのです。
脂性肌の方はベタつきやテカリが気になるということから油分の含まれている乳液を敬遠しがちです。
ですが、実は脂性肌でも乳液を使用することで余分な皮脂の分泌を抑える効果もありますので、量を調整しながら使用してみてはいかがでしょうか。
ぜひ本記事を参考にして脂性肌の方にあった化粧水のはたらきを最大限活かしてみてください。