朝と夜のスキンケア、何かやり方を変える必要があるのでしょうか。
いつも同じやり方をしていると、ふと疑問に思いますよね。
でも心配はいりません。朝も夜も基本的な流れは同じです。
ただしそれぞれの目的に応じて、取り入れたいケアが変わってきます。
朝の目的と夜の目的をしっかりと把握して、より効果的なスキンケアをしましょう。
この記事では、効果的なスキンケアのやり方を朝と夜にわけて紹介します。
基本的なスキンケアのやり方や順番は朝も夜も同じ
基本的なスキンケアの順番ややり方は、朝も夜も同じです。
夜念入りにやっているから、朝は適当でいいとか、朝しっかりとやっているから夜は疲れているし何もしない、なんてことはありませんか。
きれいなお肌をキープするためには、朝も夜も手を抜けません。
また朝の目的と夜の目的によって、プラスするケアが変わってきますので確認しておきましょう。
朝のスキンケアの目的｜昼間に受けるダメージからお肌を守る
朝のスキンケアの目的は、これから1日を過ごすための土台づくりです。
女性の場合には、スキンケアの後にメイクをすることになります。
その前段階にあたるスキンケア。
朝の目的としては、日中に受けるダメージからお肌を守ることです。
お肌を守るためのケアをしてあげましょう。
- 土台づくり
- 昼間のダメージからお肌を守る
夜のスキンケアの目的｜昼間に受けたダメージからお肌を回復させる
一方、夜のスキンケアの目的は、メイクや日中の汚れを落とすことと、昼間のダメージからお肌を回復させることです。
お肌は、日中さまざまなダメージを受けますよね。
1日がんばったお肌を癒してあげることで、また翌日からのきれいなお肌を目指せます。
- メイクや汚れを落としてきれいにする
- 昼間に受けたダメージからお肌を回復させる
朝と夜のスキンケアの目的を頭に入れて、それぞれのスキンケアのおすすめをチェックしてみましょう。
朝におすすめ｜スキンケアの順番
まずは、朝におすすめのスキンケアの順番を紹介します。朝の目的は、日中を過ごすための下準備です。
洗顔で寝ている間の皮脂や汗、汚れを落とす
まずは、夜寝ている間にお肌についた皮脂や汗、その他の汚れを落とすために、洗顔をします。
洗顔料をよく泡立てて、ぬるま湯でやさしく洗いましょう。
化粧水やローションでお肌にうるおいを与える
洗顔後、なるべく早くに化粧水でお肌にうるおいを与えます。
洗顔後のお肌は、すぐに乾燥をし始めますので、手早く化粧水をぬってあげましょう。
化粧水のあとには美容液でプラスケア
美容液を使っている場合には、化粧水のあとにやさしく美容液をぬります。
ただし美容液の中には、ブースターとして化粧水の前に使うものも。商品の説明をしっかりと確認します。
美容液はそれぞれ目的がありますので、自分の肌悩みにあった美容液を選びましょう。
- エイジングケア：ビタミンC、ビタミンC誘導体、プラセンタ、レチノール、ナイアシンなど
- 保湿ケア：アミノ酸、ヒアルロン酸、コラーゲンなど
- 美白ケア：ビタミンC、ビタミンC誘導体、トラネキサム酸、アルブチンなど
- 毛穴やニキビケア：ビタミンC、ビタミンC誘導体
- 敏感肌向け：セラミド、ヒアルロン酸
乳液でうるおいを閉じ込める｜クリームでうるおいケア
乳液でお肌の水分と油分をおぎない保ちます。
さらに乾燥が気になる場合には、保湿クリームを重ね塗りしてもよいでしょう。
日焼け止めでUVケアをしてメイクへ
紫外線が気になる時期には、日焼け止め効果のある下地クリームを塗ります。
今は一年中紫外線が気になりますよね。
どうしても焼けたくない人は、一年中日焼け止め効果のある下地クリームを使うことがおすすめです。
その後、メイクへと入っていきましょう。
夜におすすめ｜スキンケアの順番
次に、夜におすすめのスキンケアの順番です。
基本的な流れは朝と同じですが、夜はその日1日のメイクや汚れを落としてあげてお肌をいたわってあげるケアが必要です。
クレンジングでメイクをやさしく落とす
まずは1日お肌にのせていたメイクを落とします。
クレンジング剤を使ってやさしく落としましょう。クレンジング剤には、さまざまなタイプがあります。
それぞれ一長一短がありますので、自分の肌や使い勝手にあったクレンジング剤を選びましょう。
| おすすめポイント | |
| ジェルタイプ | オイルやクリームよりも扱いやすい |
| クリームタイプ | もっとも肌に負担がかからない。洗い上がりがしっとり |
| バームタイプ | 最初は固形で手や肌の熱でオイル状の質感に変わる。しっかりメイクを落としお肌のうるおいも残す |
| オイルタイプ | 洗浄力が高くしっかりとメイクを落としてくれる |
| ミルクタイプ | 乳液タイプでお肌にやさしい。ナチュラルメイクにおすすめ |
| シートタイプ | シートタイプのクレンジングでふくだけでOK |
シートタイプのクレンジングシートは、夜遅く帰宅してどうしてもメイクを落とす時間がないときなどに便利でおすすめですが、シートで拭き取るため摩擦が避けられません。
毎日使うというよりは、どうしても疲れてメイク落としができないとか、旅先など、特別な場合に使うとよいでしょう。
洗顔｜クレンジングで浮いたメイクや汚れをきれいに洗い流す
クレンジングで浮いたメイクや汚れを、洗顔料を使ってきれいに洗い流します。
洗顔料はできるだけ泡立てて、摩擦がおこらないようにやさしく力を入れずに泡で洗うように心がけましょう。
その日1日の汚れをきれいに洗い流します。
化粧水でお肌にうるおいをあたえる
洗顔後、なるべく早くに化粧水でお肌にうるおいをあたえます。
洗顔後のお肌の水分は、刻々と乾燥していきますので、なるべく早くに化粧水でケアすることが大切です。
美容液でスペシャルな肌ケア
忙しい朝とくらべると、夜はゆっくりとお手入れのできる時間があります。
そんな時には、美容液でスペシャルなお肌ケアをしてあげましょう。
前述の、肌悩みにあった美容液を選びます。
目的に応じたパックでスペシャルケア
さらに時間があってゆっくりできる夜は、スペシャルケアとしてパックをするのもおすすめ。
パックは、毛穴の汚れを落としてくれたり、保湿や成分をたっぷりとおぎなえます。
毎日は無理でも、「週に1度はパックの日」などと決めてお手入れするのもいいでしょう。
関連記事：スキンケアの順番でパックはいつ使う？ 効果を最大限発揮するには
乳液でお肌の水分や油分をおぎない保つ
次に、乳液でお肌の水分や油分をおぎない保ちます。
つまり、乳液でお肌にふたをするイメージです。
クリームで保湿する
保湿が気になる場合には、さらにクリームで保湿ケアをしましょう。
寝ている間に保湿がたっぷりとされれば、しっとりお肌で翌朝を迎えられます。
スキンケアをより効果的にするには
ここからは、さらに効果をあげるためにできることを紹介していきましょう。
正しいハンドプレス
ハンドプレスとは化粧水や美容液、乳液などをやさしく手のひらでお肌にのせてそのまま少し手のひらを顔にあてておくことです。
手の体温によって、より化粧品の成分が浸透を高めることが期待できます。
しかし間違ったハンドプレスによって、逆効果になる場合もありますので次のような注意が必要です。
- 強く押しすぎないで、あくまでもやさしく手をあてる程度に
- こすらない
- 部位ごとに10秒程度おく
正しいハンドプレスは、本当にやさしく手のひらをお肌にあてる程度です。
美顔器やスチーマーなども上手に活用して
スキンケアに加えて、美顔器やスチーマーなどを上手に活用するとより効果が期待できます。
美顔器にはさまざまな種類がありますので、悩みにあっていて使い勝手のよさそうなものを選びましょう。
美顔器自体のお手入れもあまり煩雑でないものがいいですね。
- 美顔器：超音波・LEDトリートメント・イオン導入・EMS・RF波などでしわやたるみなどのお悩みにアプローチする
- スチーマー：温かい蒸気を肌にあてることで毛穴を開いて肌をやわらかくし美容液などの浸透をサポートする
どうしても時間がない時に助かるオールインワン
スキンケアは、洗顔から化粧水、乳液と各ステップがありますが、どうしても時間がかかってしまいます。
朝時間がなかったり、夜疲れているときには、スキンケアの時間すらとれないことだってありますよね。
そんなときに助かるのが、オールインワンです。
オールインワンは、化粧水・乳液・美容液など複数の機能をもっているので、ワンステップでスキンケアが完了します。
またオールインワンなら、一度顔に塗るだけでいいので、物理的に摩擦を減らせる点もメリットです。
朝と夜のスキンケア｜基本をおさえてきれいなお肌をめざそう！
朝と夜のスキンケア、基本的な流れはどちらも同じです。目的に応じたケアをしましょう。
時間がない時には、クレンジングシートやオールインワンを活用するなど工夫をしてお手入れするのがおすすめです。
一番避けていただきたいのが、夜遅くに疲れて帰宅して、そのままメイクを落とさずに寝てしまうことです。
たとえ丁寧なクレンジングができなくても、クレンジングシートを使ってメイクを落とすところまではやっておきたいもの。
またたっぷりと時間がある時には、パックをしたり美顔器でケアをしたり、特別なお手入れを取り入れることもおすすめです。
日々の朝晩におこなうお手入れの継続により、きっときれいなお肌が手に入るでしょう。
関連記事：スキンケアの基本とは？ 正しい順番とやり方・スペシャルケアもご紹介
