きれいなお肌をめざしてスキンケアをがんばってみたい、とお考えですか。
どうせスキンケアに力を入れるなら、スキンケアの基本となる正しいやり方を覚えてしまいましょう。
一度覚えてしまえば、ずっと使えるやり方です。
また定期的なスペシャルケアを取り入れることで、さらにお肌に磨きがかかります。
この記事ではスキンケアの基本について紹介しますので、ぜひ参考にして日々のケアに取り入れてみてください。
スキンケアの基本とは|正しい順番とやり方
スキンケアの基本である、正しい順番とやり方を確認しておきましょう。
スキンケアには、それぞれの役割がありますよ。
基本の順番としては、次のとおりです。
- クレンジング・洗顔
- 化粧水
- (美容液・パック・マッサージ)
- 乳液
- (クリーム)
()はスペシャルケアになります。
お肌になんのお悩みもない場合や、忙しくてゆっくりと時間がとれない場合には、せめて洗顔→化粧水→乳液、この3ステップだけはしっかりとやりましょう。
これが基本ですが、メーカーや商品によっては、やり方が異なる場合もあります。
その場合には、商品の取り扱い説明に従った順番で、使っていきましょう。
【順番1】まずはクレンジングでメイクを落として洗顔する
スキンケアの最初のステップは、クレンジングでメイクを落とすことです。
そのため一般的に、クレンジングは夜だけのステップになります。
その後、洗顔をおこないましょう。
朝にクレンジングは必要ないので、洗顔だけになります。
【順番2】化粧水でお肌にうるおいをあたえる
洗顔で顔の汚れを落としたら、化粧水でお肌にうるおいをあたえます。
洗顔後何もしないでおくと、お肌の乾燥が進んでつっぱるような感じがしますよね。
そのため洗顔後のお肌に化粧水でうるおいをあたえてあげることは、大切な手順となるのです。
洗顔後、お肌の水分はどんどん蒸発してしまいますので、なるべく早くに化粧水でケアするといいでしょう。
【順番3】化粧水のあとは美容液やパックでスペシャルケア
化粧水のあとには、美容液やパック、マッサージなどをおこなえば、さらにスペシャルなケアができます。
もちろん時間がない時やふだんのお手入れには、スペシャルケアをはぶいて化粧水の後に乳液でふたをするでもOKです。
スペシャルケアには次のようなお手入れがあげられます。
- 美容液
- パック
- マッサージ
関連記事:スキンケアの順番でパックはいつ使う? 効果を最大限発揮するには
【順番4】乳液で肌の水分や油分をおぎない保つ
せっかくお肌にうるおいをあたえても、そのままにしておいてはどんどん乾燥が進みます。
うるおいを閉じこめるためには、乳液でふたをしてあげましょう。
これで、基本のスキンケアは完了。スペシャルケアを除いた3ステップは、日々のお手入れの習慣としたいものです。
- 洗顔
↓ - 化粧水
↓ - 乳液
この3ステップを朝晩続けるだけでも、きれいなお肌を保てますよ。
【順番5】クリームでたっぷり保湿
乳液のあとにクリームを塗ってあげると、さらにスペシャルなケアができます。
乳液と同じく、お肌にふたをする役割があるクリーム。クリームは乳液よりもさらにお肌の保湿ケアができます。
乳液とクリームは、含まれる水分量や油分が違うのです。
- 乳液:水分量が多く、油分もバランスよく含まれている
- クリーム:油分が多くうるおいを長時間保てる
クリームはお悩み別にさまざまなタイプが販売されています。目的に応じて選びましょう。
- 保湿クリーム
- アイクリーム
- 夜専用のナイトクリーム
- 美白クリーム
冬場の乾燥が気になる季節や、年齢を感じたお肌には保湿の高いクリームを使います。
アイクリームは目元のケアに特化したクリームです。マスク生活となった今、目元のケアは大切ですね。
また美白効果が期待できる美白クリームもあります。
基本のケアにプラス|お肌の悩みに合わせたスペシャルケアを取り入れる
スキンケアは、基本のケア(洗顔→化粧水→乳液)にプラスして、お肌の悩みに合わせたケアができます。
それぞれのお悩み別に紹介していきましょう。
中学生や高校生、大学生ならニキビやうるおいケア
中学生から高校生、大学生ころまでのお肌の悩みは、やはり「ニキビ」という人も多いはず。
ニキビが気になる場合には、ニキビ専用の商品を使うのもよいでしょう。
洗顔料から化粧水、乳液まで、ニキビ専用とうたっているものがあります。これらはニキビ予防のための有効成分が入っています。
一般的には、油分が少なくさっぱりしたタイプのものがおすすめです。
また、抗炎症成分が配合されているものがいいでしょう。
- しっかり保湿してくれるもの
- ニキビに効く有効成分(グリチルリチン酸・サリチル酸・ビタミンC誘導体など)
- 敏感肌なら低刺激処方がおすすめ
男性の場合はひげそり前後のケアを
男性の場合も、基本的にはスキンケアの手順は同じです。
ただし男性の場合には、ひげのお手入れをする必要があります。
ひげそりの前後には、お肌をいたわるケアをしてあげましょう。
- ひげそり前:シェービングフォームでひげをそりやすくする
- ひげそり後:アフターシェーブローションでお肌を整える
関連記事:スキンケアの順番【メンズ】|基本は洗顔→化粧水→乳液の3ステップ
30代40代で肌がきれいな人をめざすなら
30代や40代で、お肌がきれいな人をめざしたい場合には、次のような商品を選びましょう。
- 毛穴が気になる場合:ビタミンC誘導体が配合されているもの
- シミや美白ケアをしたい:美白有効成分が配合されているもの
またきれいなお肌のためには、保湿をしっかりとおこなうことも大切です。
保湿成分の高いアイテムを使って、肌の保水力を高めましょう。
さらに少し早いような気もしますが、エイジングケアを取り入れることもおすすめです。
エイジングケアをしたいなら
年齢が気になる人がエイジングケアをしたい場合には、次のような商品を選ぶといいでしょう。
- 肌にハリを与える成分:ビタミンC誘導体・ナイアシン・レチノールなど
- 乾燥による小ジワを目立たなくする効果があるもの:セラミド・ヒアルロン酸・コラーゲンなど
肌の乾燥が進むと、小じわが目立つようになります。
乾燥による小ジワを目立たなくする効果が期待できる化粧品を選ぶことによって、肌の乾燥を防いでくれるでしょう。
みずみずしいお肌は、それだけで若々しく見えます。
敏感肌の人は
敏感肌の人は、化粧品選びに気をつかいますよね。
敏感肌の場合には次のような化粧品を選びましょう。
- 敏感肌向けの低刺激なもの
- 赤ちゃんでも使える
肌の水分が不足するとバリア機能が低下してしまい、刺激を受けやすくなります。
バリア機能が低下するにはさまざまな要因が考えられますが、まずはお肌がたっぷりの水分で満たされていることが大切です。
保湿力の高いアイテムで、お肌に水分をじゅうぶん与えてあげましょう。
スキンケアの基本|注意すべきこととは
スキンケアの基本は、洗顔→化粧水→乳液の流れですが、どの過程においても注意すべきことがあります。
あくまでもやさしく、そしてこすらないことを意識しましょう。
- やさしくおこなう
- こすらないように
とにかく顔の皮膚はデリケートです。
どの段階でも、やさしくやさしく扱ってあげましょう。
マッサージは血行をよくしたり顔の筋肉のコリをほぐしたりすることに効果的ですが、こすっては逆効果です。きちんとマッサージ専用のクリームやオイルを使用することによってお肌の摩擦を防げます。
スキンケアの基本|より効果をあげるためにハンドプレスで丁寧に
ハンドプレスとは、化粧水などを顔にのせた後に、しばらくの間、手で顔をおさえること。
化粧水や美容液などの浸透をうながすために効果的な方法です。
ただし気をつけたいことがあります。
- 強く押しすぎない
- こすらない
お肌への負担にならないように、あくまでもそっと手を添えるイメージでおこないましょう。
スキンケアの基本|疑問のあれこれ
スキンケアをおこなっていると、ふと疑問に思うことがありますよね。
いくつかあげてみましょう。
化粧品は同じブランドをラインで使うべき?
化粧品は、必ずしもラインでそろえる必要はありません。
どのメーカーもたいてい化粧品はラインで売られており、購入する側としては、ラインでそろえないといけないのかどうか、気になるところです。
しかしすべて同じブランドでそろえなくても大丈夫。
ただし、メーカーによってはライン使いを強く推している場合もありますので、その場合には、ライン使いで試したほうがより効果が感じられるでしょう。
化粧水や乳液は手でつけるか? コットンでつけるか?
基本的には、強くこすらなければどちらでもOKです。
摩擦の刺激をお肌にあたえないことが大事なので、その点では、手でやさしくつけてあげたほうがいいでしょう。
化粧品ブランドによっては、コットンでつけることを推奨している場合もあります。その場合にはコットンでつけましょう。
年代性別を問わずスキンケアの基本のやり方は同じ
スキンケアの基本のやり方は、年代や性別を問わず同じです。
一度覚えて習慣づけてしまえば、いつでもきれいなお肌をキープできるでしょう。
もちろん、ふだんの生活習慣やバランスのとれた食生活も重要です。
ストレスを抱えこまないように上手に発散し、お肌によい食事を心がけましょう。
その上で、正しいスキンケアを習慣づければ、トラブルの少ないお肌へと導かれるはずです。